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年末年始はカレンダー通りに日祝のみ休みで営業中です。
2024年12月29日日曜日休み 2025年1月1日祝日休み
12月30日31日と2025年1月の2日3日4日は営業中です。
真夜中に御来店予定の方は電話連絡ください。
ファイル№3『看板』
私が二十歳代の頃に勤めていた赤坂のバーは、人ひとりが通れるほどの細い路地を抜けた奥地にあり、隠れ家的なイメージの店でした。私が三十歳代初めころに働いていた蒲田のバーには店名を記した看板がありませんでした。知る人ぞ知る特別な店というプレミアムな感覚を御客様は感じていたと思います。1998年に独立して開業した六本木の私のBar.にも入口の扉には看板がありません。『また看板がない店なの』『何故、看板がないの』『近くまで来たけど何処にあるか分からなかったよ』と言われ続け、実際に新規客を逃してしまう事も度々あります。せっかく足を運んで頂いた御客様を向かい入れられないままの状態にしているのは私の不徳の致すところです。私の怠慢です。申し訳ございません。
店づくりに一番大切なのはブランドを確立するための、その店ならではの味わいを醸し出すことなのだと私は常々考えていました。私のようにカウンター席のみの店を一人で切り盛りしていますと、店自体が私の分身のようなものになります。手作りの器や商品だけでなく、接客や装飾品など全てが私の色になります。しかし、飲食業において揺るぎないブランドづくりとしてキーになるのは、何といっても看板商品です。古今東西、老舗飲食店の地位を確固たるものにするのは、その店の看板商品に間違いありません。新規客の9割の人は『この店のスペシャリティ、お薦めは何ですか』と訊ねます。実際、カウンターの接客で『私はこれが好きです。私はこれが最高だと思います』と言うと御客様は九分九厘その商品を注文します。これはこれで素晴らしいサービスです。かつて米国が禁酒法を施行する前後にパリやロンドンで華開いたカクテル文化の中で『あのバーテンダーの例のカクテルを今夜は飲みに行こう』というバーシーンがみられました。ですが私は何を思ったのか、ある時期から自己主張を抑えて御客様の好みを探り、そこに近づくようにしました(その割に変に我が強く融通が利かない堅苦しい店と思う人も多いと存じますが)。今から思えば、もっとワガママな自己主張を前面に出したバーテンダーになっていたら面白い店になっていたのかも知れません。私は自分の味を押し付けるより、百人の人に百種類のマティーニを作るバーテンダーが最高だと信じていました。それは技術だけでなく接客などにも影響する高いハードルだったのです。勿論、自分の核になる部分を確立する為、それぞれのスタンダードカクテルに自分なりの創意工夫を凝らして私の味を確立していきました。その結果、御客様一人一人に当店での印象的なカクテルがあるようです。来店すると必ずモスコミュールを飲む人、必ずギムレットを飲む人、必ずダイキリを飲む人、必ずジャックローズを飲む人、必ずブラッティシーザーを飲む人、必ずホワイトレディを飲む人などがいらっしゃいます。
私は『当店のメニューはバーテンダーです』と言ってきました。つまり当店の看板商品はバーテンダーというイメージをつけたかったのです。
『私のイメージでカクテルを作ってください』と言われると困ると言う人がいますが、私は困りません。当店ではイメージカクテルを推していました。好きな曲や好きな映画をカクテルにするのです。
Bar.名物のイメージカクテルを飲んだ事は有りますか?元々、イメージカクテルとは、世界で最も優れたカクテルとして有名な世界バーテンダー協会会長の故アンジェロ・ゾラ氏創作
カクテル名『のぞみ』材料は友情1、健康1、希望1、グッドセンス2ダッシュ
こんな想像上の架空のカクテルをクリスマスカードに添えるという風習があったのです。
Bar.開店の歳に、そんな言葉遊びのオリジナル・イメージカクテルを実物のカクテルとして飲めるようにして、Bar.のメニューに載せたのです。
こんなエピソードがありました。お客様の好きな曲をカクテルにしようとした時に、私はその曲のイメージに夜から朝に変わる空のイメージを抱きました。しかし、お客様は、夕方のイメージを持っていました。(色や質感に違いが出てしまいました)ですから、お客様のイメージカクテルを造る時にまず、題名を決めて、その題名のイメージを3個位、挙げて貰います。そうして出来たイメージカクテルで秀作の物はBar.のメニューに載っている物もあります。
今度、ご来店の際には是非、イメージを脹らませてみ見てください。歴史に残る一杯が注がれるかも知れません。
ちなみに最近、御来店頂く外国人観光客には不格好な自作の陶器に抹茶リキュールを使用したオリジナルカクテルを積極的に提供しています。『泡沫』と名付けて、泡沫という言葉のイメージを片言の英語で伝えています。今、グーグルマップの書き込みにBar.のオリジナルカクテル『泡沫』がアップされています。
数年前に国内外のアンケートで旅行先にて一番嬉しかった事は、現地の人との触れ合いだという結果が発表されました。Bar.のバーテンダーは皆様の人生の記憶の一ページに刻まれているのでしょうか。
全国展開するチェーン店でもなければ、百年続く伝統芸でもない六本木の小さな個人店のバーですが、だからこそBar.の看板商品はバーテンダーなのだと思っています。
これも当店のカウンターで展開する泡沫のバーシーンなのでしょうか。
追記。私の店である『Bar.』の正式名称は『バー』と読みます。看板のない店に数十年通い続けて頂いている常連客様らの中には店名を知らずに当店のことを『キモトさんち』と呼んでいる方々が数多くいらっしゃいます。
グーグルマップ書き込みのアドレス
https://www.google.co.jp/maps/place/Bar.(%E3%81%B0%E3%83%BC)/@35.6617789,139.730318,715m/data=!3m2!1e3!5s0x60188b9d9bd1a935:0x17b1a9cf2d35b4cd!4m13!1m3!2m2!1z5YWt5pys5pyo44CAQmFyLg!6e5!3m8!1s0x60188b9d9bcc0a51:0x3f8c7dcb0dce7077!8m2!3d35.660844!4d139.732908!9m1!1b1!15sChDlha3mnKzmnKjjgIBCYXIuWg8iDeWFreacrOacqCBiYXKSAQNiYXLgAQA!16s%2Fg%2F11cfbwxkv?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI0MTEyNC4xIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
https://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=519455&id=101365891
roppongi0334237577bar で Instagram写真と動画
チャージ・サービス料無し。
Bar.東京都港区六本木5の9の14第七ビレッジビル一階奥
18:30~翌2:30日祝休み?03-3423-7577亭主・木本伸二
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0334237577/index.html
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0334237577/drink.html
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0334237577/food.html
シェア拡散お奨め最新動画!!以下、ユーチューブのアドレスです。
https://www.youtube.com/watch?v=ETLcXeXvKFQ
2024年12月29日日曜日休み 2025年1月1日祝日休み
12月30日31日と2025年1月の2日3日4日は営業中です。
真夜中に御来店予定の方は電話連絡ください。
ファイル№3『看板』
私が二十歳代の頃に勤めていた赤坂のバーは、人ひとりが通れるほどの細い路地を抜けた奥地にあり、隠れ家的なイメージの店でした。私が三十歳代初めころに働いていた蒲田のバーには店名を記した看板がありませんでした。知る人ぞ知る特別な店というプレミアムな感覚を御客様は感じていたと思います。1998年に独立して開業した六本木の私のBar.にも入口の扉には看板がありません。『また看板がない店なの』『何故、看板がないの』『近くまで来たけど何処にあるか分からなかったよ』と言われ続け、実際に新規客を逃してしまう事も度々あります。せっかく足を運んで頂いた御客様を向かい入れられないままの状態にしているのは私の不徳の致すところです。私の怠慢です。申し訳ございません。
店づくりに一番大切なのはブランドを確立するための、その店ならではの味わいを醸し出すことなのだと私は常々考えていました。私のようにカウンター席のみの店を一人で切り盛りしていますと、店自体が私の分身のようなものになります。手作りの器や商品だけでなく、接客や装飾品など全てが私の色になります。しかし、飲食業において揺るぎないブランドづくりとしてキーになるのは、何といっても看板商品です。古今東西、老舗飲食店の地位を確固たるものにするのは、その店の看板商品に間違いありません。新規客の9割の人は『この店のスペシャリティ、お薦めは何ですか』と訊ねます。実際、カウンターの接客で『私はこれが好きです。私はこれが最高だと思います』と言うと御客様は九分九厘その商品を注文します。これはこれで素晴らしいサービスです。かつて米国が禁酒法を施行する前後にパリやロンドンで華開いたカクテル文化の中で『あのバーテンダーの例のカクテルを今夜は飲みに行こう』というバーシーンがみられました。ですが私は何を思ったのか、ある時期から自己主張を抑えて御客様の好みを探り、そこに近づくようにしました(その割に変に我が強く融通が利かない堅苦しい店と思う人も多いと存じますが)。今から思えば、もっとワガママな自己主張を前面に出したバーテンダーになっていたら面白い店になっていたのかも知れません。私は自分の味を押し付けるより、百人の人に百種類のマティーニを作るバーテンダーが最高だと信じていました。それは技術だけでなく接客などにも影響する高いハードルだったのです。勿論、自分の核になる部分を確立する為、それぞれのスタンダードカクテルに自分なりの創意工夫を凝らして私の味を確立していきました。その結果、御客様一人一人に当店での印象的なカクテルがあるようです。来店すると必ずモスコミュールを飲む人、必ずギムレットを飲む人、必ずダイキリを飲む人、必ずジャックローズを飲む人、必ずブラッティシーザーを飲む人、必ずホワイトレディを飲む人などがいらっしゃいます。
私は『当店のメニューはバーテンダーです』と言ってきました。つまり当店の看板商品はバーテンダーというイメージをつけたかったのです。
『私のイメージでカクテルを作ってください』と言われると困ると言う人がいますが、私は困りません。当店ではイメージカクテルを推していました。好きな曲や好きな映画をカクテルにするのです。
Bar.名物のイメージカクテルを飲んだ事は有りますか?元々、イメージカクテルとは、世界で最も優れたカクテルとして有名な世界バーテンダー協会会長の故アンジェロ・ゾラ氏創作
カクテル名『のぞみ』材料は友情1、健康1、希望1、グッドセンス2ダッシュ
こんな想像上の架空のカクテルをクリスマスカードに添えるという風習があったのです。
Bar.開店の歳に、そんな言葉遊びのオリジナル・イメージカクテルを実物のカクテルとして飲めるようにして、Bar.のメニューに載せたのです。
こんなエピソードがありました。お客様の好きな曲をカクテルにしようとした時に、私はその曲のイメージに夜から朝に変わる空のイメージを抱きました。しかし、お客様は、夕方のイメージを持っていました。(色や質感に違いが出てしまいました)ですから、お客様のイメージカクテルを造る時にまず、題名を決めて、その題名のイメージを3個位、挙げて貰います。そうして出来たイメージカクテルで秀作の物はBar.のメニューに載っている物もあります。
今度、ご来店の際には是非、イメージを脹らませてみ見てください。歴史に残る一杯が注がれるかも知れません。
ちなみに最近、御来店頂く外国人観光客には不格好な自作の陶器に抹茶リキュールを使用したオリジナルカクテルを積極的に提供しています。『泡沫』と名付けて、泡沫という言葉のイメージを片言の英語で伝えています。今、グーグルマップの書き込みにBar.のオリジナルカクテル『泡沫』がアップされています。
数年前に国内外のアンケートで旅行先にて一番嬉しかった事は、現地の人との触れ合いだという結果が発表されました。Bar.のバーテンダーは皆様の人生の記憶の一ページに刻まれているのでしょうか。
全国展開するチェーン店でもなければ、百年続く伝統芸でもない六本木の小さな個人店のバーですが、だからこそBar.の看板商品はバーテンダーなのだと思っています。
これも当店のカウンターで展開する泡沫のバーシーンなのでしょうか。
追記。私の店である『Bar.』の正式名称は『バー』と読みます。看板のない店に数十年通い続けて頂いている常連客様らの中には店名を知らずに当店のことを『キモトさんち』と呼んでいる方々が数多くいらっしゃいます。
グーグルマップ書き込みのアドレス
https://www.google.co.jp/maps/place/Bar.(%E3%81%B0%E3%83%BC)/@35.6617789,139.730318,715m/data=!3m2!1e3!5s0x60188b9d9bd1a935:0x17b1a9cf2d35b4cd!4m13!1m3!2m2!1z5YWt5pys5pyo44CAQmFyLg!6e5!3m8!1s0x60188b9d9bcc0a51:0x3f8c7dcb0dce7077!8m2!3d35.660844!4d139.732908!9m1!1b1!15sChDlha3mnKzmnKjjgIBCYXIuWg8iDeWFreacrOacqCBiYXKSAQNiYXLgAQA!16s%2Fg%2F11cfbwxkv?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI0MTEyNC4xIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
https://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=519455&id=101365891
roppongi0334237577bar で Instagram写真と動画
チャージ・サービス料無し。
Bar.東京都港区六本木5の9の14第七ビレッジビル一階奥
18:30~翌2:30日祝休み?03-3423-7577亭主・木本伸二
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0334237577/index.html
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0334237577/drink.html
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0334237577/food.html
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by 木本 伸二
