Bar.
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コラム

2007-12-13

☆昭和という時代

☆昭和という時代

Bar.のエアコンは、
四半世紀以上昔の昭和という時代の機械です。

Bar.が開店した1998年。
その翌年の1999年の或る暑い夏の日、
7月上旬に、
このエアコンは止まりました。

Bar.開店早々の大ピンチです。
色々な可能性を考慮しました。

家庭用エアコンで充分ではないか?
家庭用では5年位しかもたないのではないか?
このビックサイズのエアコンに合わせて
内装を造っているので、
壁紙、配管等の内装工事も入れなくてはならないのか?
Bar.には、冷蔵庫2台、冷凍庫2台が有り、
十数人の人が煙草を吸って酒を飲むとなると
この広さの店舗でも二馬力以上は必要だ・・・等々。

簡単に十数万円~二十万円位で
省エネタイプの最新型エアコンをパッパッと、
導入、という訳にもいかない様だ。

結局、メーカーに散々捜してもらい
やっと見つけたモーターの部品交換で
この昭和という時代のエアコンは復活した。

修理工の古い職人が言っていました。
「今の電化製品は、プラスチックで出来ていて
直ぐ壊れる。モーターは消耗品だが、
この時代の品物は、まず、壊れない。」

そして、今も巨大エアコンはBar.で稼動しています。

時々、機嫌を損ねて、
ガタガタと唸り声をあげます。

昭和の時代の
例えば、真空管のテレビや
ネジの緩みとか、軽い接触不良程度の
電化製品は、手馴れたおばちゃんが、
ポッンっと叩くと直るものでした。
このエアコンもモーターの歯車がかみ合わない時、
叩いて直します。
タイミングが難しい。
年間3000時間、もう、3万時間近くモーターの音を聞いている
自分にしか出来ないタイミングが有ります。

カタカタ、ガァー、パタパタ・・
今夜も昭和の音が響きます。

by 木本 伸二