Bar.
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コラム

2008-12-25

地球最期の日・・・・・

地球最期の日・・・

Bar.は、
1998年の開店以来、大晦日の営業をかかさず、
正月は、だいたい2日ぐらいから開けています。

もう、20年近く前の話になりますが、
自分の知人が、
ある大晦日の晩に、立ち寄った
とある喫茶店で一杯のコーヒーを飲んだそうです。
それがきっかけとなり、
人の繋がりができ、
何の縁か、どんな因果か、
自分がその喫茶店を一時期手伝う事となりました。
(その店でカクテルメニューを造った事もある)



それから十数年後・・・

話は突然変わりますが、
こんな事が有りました。
1998年の夏、
このBar.が開店して間もない頃のある日の事です。
お客さんに聞かれた事があります。
「地球最期の日に何を食べたい?」

こんなテーマのテレビ番組のコーナーがあったらしい。

自分は考えてみました。
地球最期の日に何をしていたいだろうと。
その時の自分は、
このBar.を営業していたいと想いました。

「最後はバーに行け」
と、いう言葉が古くからあります。
うまくいかない事があっても
最後はバーに行って一杯飲んでみよう。。。。

また、
ある雑誌の記事で
とある有名作家が
「地球最期の日にはとある行きつけのバーで飲みたい」
と語っていたそうです。


サンクチュアリ。

バーは、ある意味で教会の様に、
そこを頼りとする人たちの為に
開けていなくてはならないようです。


地球最期の日、
もし、誰も来なくても、やっぱり
このBar.をやっていたい。
その時、自分は、そう想いました。


何だか、そんな色々な想いもあり、
自分は、Bar.開店当初の1998年から
大晦日の営業をやっています。


何組かの常連客で盛り上がった歳もありました。

街に繰り出して新年を祝った事もありました。

基本的に大晦日は暇なんですけど。
でも、何十年ぶりの旧友が突然、現れた事もありました。
予期せぬ来客や
人の人生の転機、岐路に立ち会った事もありました。


今年、Bar.は、初めて大晦日の営業をお休みいたします。

大切な場所で、一杯のカクテルを飲む為に。


2009年。
自分がBar.に戻ってきた時には、
多分、
Bar.はいつもと何も変わらず
営業をしていると想います。

でも、
「いつもの一杯」に
ほんの少しのエッセンスが加わっているかも知れません。



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素敵な夜の為に
一杯のカクテルが一日のハッピーエンドをつくる・・・・

by 木本 伸二