Bar.
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コラム

2011-06-23

幸運のカクテル通信・今月のBar.亭主

幸運のカクテル通信・今月のBar.亭主


Bottld-?13 "想い "


自分は、Bar.のホームページとは、別に、
ヤフーのブログとミクシーのブログをやっています。

一つの事柄に限定せず、色々な事を書いていますが、
いつか、彼の事を綴りたいと想っていました。

Bar.は、1998年の開店ですが、
今年、2011年で開店100周年をむかえる名店が巴里にあります。
ハリーズ・ニューヨーク・バー。
数々のスタンダード・カクテル発祥の地で
チーフ・バーマンを務めているのが、その彼です。

今から20年程前の1990年頃だったと想います。
自分が二十代の歳の時、勤めていた赤坂のバーに
よく、いらっしゃっていた常連のお客様が、
一週間程、巴里に滞在した時に、毎日のように
ハリーズ・ニューヨーク・バーに通ったそうです。
その時の話を何百回と、ヨク聞かせてもらいました。

カクテルの資料で観る
巴里のハリーズ・ニューヨーク・バーは、
当時、若いバーテンダーだった自分が夢に観た
憧れの場所でした。

それから20年近く経った
2008年の年末から2009年の年始にかけて
Bar.をお休みさせて頂き、
巴里のハリーズ・ニューヨーク・バーに
カクテルを飲みに行ってきました。

出来れば、ハリーズ・ニューヨーク・バーの話を
20年前によく聞かせてもらった
そのお客様に自分が初めて造ったカクテル
「マンハッタン」なんかをお造りして、
ハリーズ・ニューヨーク・バーのお話し等をしたいのですが、
今は、そのお客様も滅多にお酒を飲む事がない生活になってしまい、
その機会には、恵まれていません。


今回、自分が巴里に同行させてもらった方は、
フランスに精通していて、現在も毎年、フランスに行き、
ハリーズ・ニューヨーク・バーのVIP級常連のお客様でもあります。
その方が、旅行最後の晩に、教えてくれた事があります。

この巴里のハリーズ・ニューヨークバーの様な処の方が
日本人がよく口にする「一期一会」と、いう事を
実感として理解している。
ただの観光地ではない。
一見すると、アメリカ人やらイギリス人等が大騒ぎしながら
騒がしい店のイメージを持つ人が居るかも知れないが、
こういう場所は、例えばの話で、明日、戦場に向う人が一杯飲む事だってある、
色々な想いで、一生に一度、訪れる人が居るかも知れない。

そんな内容の話です。

自分は、この二十年の歳月と
今後も易々と来れない(気軽に行けないから実感できる)
「今」と、云う瞬間をかみしめました。


Bar.開店以来、長期休暇というのは無かった自分ですが、
無理してでも行って良かったと想いました。
しかし、自分には、何よりも大切な使命を心していました。
無事に帰って、翌日、Bar.を開店するという事です。

自分は、慎重すぎるぐらいに無理することなく、巴里旅行をさせて貰いました。
(当然、毎晩、飲んでいましたが・・深酒はする事無く)

そんな自分に、巴里旅行最後の晩、
ハリーズー・ニューヨーク・バーの
チーフ・バーマンであるムシュ・ロフォンが
言った言葉をメモして
今も彼とのツーシッョト写真の裏に張って、
Bar.の片隅に置いてあります。
彼の言葉の訳
「日本に帰っても健康に気をつけて素晴らしい仕事を続けてください」

その、ムシュ・ロフォンに教えてもらったカクテルが
彼お気に入りのカクテル「アメリカーノ」。
(彼に造ってもらった巴里旅行締めの一杯です。)

元々、アメリカーノと云うカクテルは、
1900年代の初期にイタリアで出来たカクテル。
「イタリアの亜米利加人」といったところでしょうか。

カンパリとイタリアンベルモット(ロッソ)を炭酸で割る物。
イタリアの酒だけを使用しています。

このアメリカーノと云うカクテルはその後、フランスで流行ったという事です。

そして、彼のレシピは、こうです。
大きめのロックグラスに氷を入れ、
カンパリとチンザノ・ロッソを入れる。
ノイリープラット・エクストラドライを少々多めに注ぎ
発泡水を少なめに入れる。
オレンジのスライスとレモンピールを落とし完成。

美味しいカクテルです。
食前酒としても間違いない。
フランスのお酒のノイリープラットを注ぐあたりが
巴里っ子らしいのかも。

親愛なるムッシュ・ロッフォンに頂いた愛すべきカクテルです。


Bar.開店月の7月、皆様にご紹介するカクテルは、
アメリカーノ。

そこのメニューには、こう記してあります。
「アメリカーノ」950円。
この飲み物は、巴里のハリーズ・ニューヨーク・バーのチーフ・バーマンにして、
親愛なるムッシュ・ロフォンの特別処方で仕立てたものです。


二十世紀に六本木芋洗い坂で産声を上げ開店したBar.は
二十一世紀になっても変わる事無く
お客様のお越しをお待ちしております。
お近くにお寄りの際はお立ち寄りくださいませ。
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106-0032港区六本木第七ヴィレッヂビル1階奥
03-3423-7577日祝休み7:00~翌4:00営業
http://blogs.yahoo.co.jp/bar34237577
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> (このサイトは巴里旅行の通信販売ではありません。)

by 木本 伸二