← ブログ一覧に戻る
コラム
2006-03-27
Bar.日記2001年5月12日「なみだ色の雫」
Bar.日記2001年5月12日「なみだ色の雫」
キャンドルの灯りが揺れ、煙草の紫煙が流れてゆく。
Bar.の扉が開き、激しさを増した、
雨音とともに現れた彼女は口元でかすかに微笑んだ。
濡れた路面を走る車の音とランプ氷の割れる音が重なった。
静かにシェークの音色が響き、
古いプレーヤーの上のレコードに針が下ろされた。
想い出の曲を聴かずにグラスをあけた、
彼女のスツールに残されたままの一本の傘から、
涙色の雫が落ちた。
キャンドルの灯りが揺れ、煙草の紫煙が流れてゆく。
Bar.の扉が開き、激しさを増した、
雨音とともに現れた彼女は口元でかすかに微笑んだ。
濡れた路面を走る車の音とランプ氷の割れる音が重なった。
静かにシェークの音色が響き、
古いプレーヤーの上のレコードに針が下ろされた。
想い出の曲を聴かずにグラスをあけた、
彼女のスツールに残されたままの一本の傘から、
涙色の雫が落ちた。


by 木本 伸二
